※BGMはオルフのカルミナ・ブラーナでお願いします。
クリスマス・イヴ。その大遊園地は大勢の人間でごった返していた。来園者・従業員合わせ、その場には総勢で約8000人。
そこに、一人の悪魔、いや、女神が降り立った…
「……ちょっと、あなた。チケットを買ってから――」
「ねぇ、何なの? この気持ち悪い液体!?」
「あ……! う、うぁぁぁぁぁぁぁぁ――ッ!!」
「ば、バケモノだぁ……!!」
「と、とりあえず、観覧車の中にいたら安全なんじゃ――」
「ひぃっ……! あっ……! た、助けて……!!」
「な、なんだよ、これ……夢、か……?」
「な……! そんな、馬鹿な……!」
「あぅぅ……! きもちぃぃ……ひっ!」
「さあ、愛を交わしましょう……」
「その……君も生存者……? えっと……」
「くっ……! こういう場合にどうするか、さすがに親父からは聞いてないな……」
「ふふっ……、ヒトの精……ヒトの生……」
「はぁ、はぁ……出口か……」
「ふふ……もっと、もっと……ふふふ、あはははははは……!!」
「……ツカサ。オプションEだ」
「おい、あんた……! 助け――」
「だ、大丈夫なのか……? この中にいれば……?」
「ふふっ……涸れ果てた……あはっ、あははははは!!」
「許さんぞ、よくも俺の部下を――!」
「ほんの前まで、人間だったの……」
「――撃て!」
「そう、あなたは幸せなの」
「みどりぃ……あぅぅぅ……」
「今から、中央を狙うぞ……!」
「あぁぁ……イかせて、イかせてぇ……」
「やだぁ……! たすけて、琢海くん……」
「畜生、何てことだ……」
「――私は全て、そして全ては私」
「ご褒美をあげるね、お兄ちゃん……」
「――餌のままでいると思うな、化け物!」
「私はジェシア・アスタロト。一人にして全て。終わりであり始まり。アルファにしてオメガ――」
「さあ、私と一つになりなさい……」
やがて朝日が登る頃、そこには誰ひとりとして残っていなかった。
モンスター娘百覧のとろとろがあなたに贈るクリスマスプレゼント
堕粘姫ジェシア・アスタロト
12/26(Boxing Day)、当サイトにて公開!!
というわけで、妖魔の城風の予告までしてしまいました。これは本当にスゴいものを贈られてしまったなという感じです。いやー、どうしよう。
どうでもいい話なのですが、実は当サイトの各記事には永続的URLが存在し、過去記事も見れるようになっています。ってわけで、この記事へリンク貼りたい方は/everyday/081214.htmlに貼っておくとずっと消えないので便利かもね。
- :「BGMはオルフのカルミナ・ブラーナでお願いします。」とありましたので、片翼の天使をBGMにしました。
- 管理人:まあ似たところですけど、あれは前奏長いから…。タシロス!
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書いた日: 2008/12/15 00:32 カテゴリ:日常