気がつけば、僕は全裸の女性だった。完璧なプロポーションを持った、黒い長髪の女性だった。
回りを見ると、そこは「魔界」だった。濃い灰色の空が覆い、黒い霧が漂い、先が細く尖り折れ曲った枯れ木がそこかしこに生えていた。
私には確信があった。人にはない、自らだけが持つ「力」があると。体の内から湧き上がるなにかが、私にそう伝えてきた。
私はそれを試してみることにした。手近な木に歩いてゆくと、手のひらを当て、自らが持つ「力」を行使する。途端、木から触手が伸び、ぱきぱきと、私の肌を包んでいった。ほんの数秒で、そこにあったはずの木は消え、私は枯れ木で形作られた「服」を着用していた。
私は「力」を理解した。この身に触れるもの全てを「衣服」へと変え着用できる能力。衣服となった木は、私の意思のとおりに動いた。ぱきぱきと枝を伸ばしたり、私を内に入れたまま、元のままの木に戻ることすら出来た。とりあえず力の具合に満足した私は、木を脱ぎ捨てた。この枯れ木は使い勝手が悪いが、木の中から外を窺い、獲物へ飛びかかるのには都合が良さそうだと私は思った。
……獲物?
そのとき、私は体の奥から熱いものが湧きあがるのを感じた。『欲しい』と体が叫んだ。『欲しい』『ここに熱いものが』『この中に白いものを』『注いで欲しい』体が熱く滾り、その場から動けない。耐えきれず、自らの指を秘裂へと差しこみ、奥をまさぐった。しかし、足りない。欲しい。欲しい。欲しい!
そのとき、私の視線が、『僕』を捉えた。
『僕』は一部始終を見ていた。彼女が、どういう存在で、そういう能力を持ち、そして今自分へ何を期待しているのかを、全て知っていた。彼女が、こちらに歩いてくる。赤い瞳を爛々と輝かせ、全裸の彼女が歩いてくる。
当然ながら、股間のものは隆起している。……と、霧が彼女を包みこむ。その瞬間、彼女はその霧を纏っていた。素肌がもやりとしたもので覆われている。それでなにをするつもりなのか、なにをしてくれるのか。あまりの期待に、耐えきれず僕は自らモノを擦りはじめる。息を荒げ、擦る。快感が走るが、しかし出る気配がない。
は、は、ははっ、はっ……もうすぐ、もうすぐ僕は……彼女と……
- 管理人:まあここで目が覚めたわけですけどね。
- かくに:夢だなんて勿体なさ過ぎる!続き…お願いできますか…?
- 管理人:うーすいません、続きはないです。自分は思い浮ばない。だれか書いて。
- srnk:日記の内容とは関係ないんですが saiでスライム描きやすすぎたので報告に。サンプル画像は今制作中。
- 管理人:ありがとうございます。saiでぐりぐりぐりぐり
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書いた日: 2011/10/08 16:53 カテゴリ:妄想
作成:スラマイマラス
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