例のジェラのはまだで……、あまりお待たせするのもアレなので、ずいぶん前にmixiに書いたネタを置いときます。ちなみに着想は、某、ヴァニラアイスです(笑
俺を含めた博物館の警備員の間では、昨日の野球はどうだっただとか、馬はどうだっただとか、いつも、まあ、そんなたわいもない話をしている。
しかし今日は、俺達全員を爆笑の坩堝にハメてくれるネタでもちきりだ。
それはポストに投函されていたこんなうさんくさい予告状だった。
「今夜、ブラッディルビーをいただきに参上いたします。 怪盗ゼリ」
それはまさに馬鹿としか言いようがないことだった。
「鼠一匹入れない、あの金庫に安置されているルビーかよ」
「馬鹿じゃねーの、取れるもんならとってみろっての」
「まったく、出したやつの顔が見てみてーよなぁ…」
皆、口々に笑った。それほど捕られるなど、有り得ない事象なのだ。
「で、もしかして顔を見れるかもしれない運のいいヤツは…」
同僚がシフト表を指で撫ぞってゆく。そこに書かれていたのは…
「なんだ、俺じゃないか。」
このケチな博物館では、夜の警備を担当するのは一人だけだ。
「頼むぜ、がんばってゼリとやらを捕まえてみろよな」
笑いながら、俺の肩を叩いてゆく同僚たち。
「ははは…ま、がんばってみるわ…」
「じゃ、おつかれー」
そして、夜が来た。 どうせいたずらだろうと思いつつも、もしかしたらなにかが起こってくれるだろうかもという期待はあった。不可能なものを盗むため、忍びこんだ泥棒を捕まえりゃ、それなりのボーナスは出るかもなとか、顔はニヤけていた。
が、それも虚しく、何事もなく普段どおりだったのだ。
AM2:00、そのベルが鳴るまでは。
ジリリリリリ…!!
けたたましく鳴り響く警報音。
モニタ上でペコペコと点滅する赤いランプは ブラッディルビーに異常があったことを示している。
「なんてことだ…!」
自分の首を心配しながら、金庫へと走る。
金庫は重く閉ざされ、変わらず鍵がかかっていた。
そこでまずは警備センサーの誤検知を疑うが、しかしそんなことは俺が警備員をしている数年間、一度たりとも起きていない。
俺は意を決っして、警備員にのみ知らされているパスワードを金庫のテンキーへと打ちこんだ。
ぎぎぎ……
重い音を響かせて開く扉の向こうの闇へ、俺はライトの光を浴びせかけた。
と、そこには、あるはずのない人影があるばかりか…
「こども…?」
5才ぐらいの小さな……少女がそこに居たのだ。
小さな子だ。しかしはっきりと女の子だとわかった。
何故ならその子は、全裸だったからだ。
白い肌にどろりとした赤い粘液が身体のあちらこちらに付着している以外は、どこにも、なにもつけていなかった。
そしてその手には、しっかりとブラッディルビーが握られていた。
強い光に照らされながらも、その白い肌を隠そうとはせず、くすくすと笑いながら彼女は口を開いた。
「警備員さん、おそいよ?」
「…なっ」
予想だにしない、余裕の声。
「待ったんだから。ゼリのこと、ちゃんと見ておいてもらわないと困るもの」
光のなか、彼女はくるりと回ってすら見せた。
「…ど、どうやってここに入ったんだ!」
「くす。鼠一匹通さない金庫でも、水一滴通さないわけじゃなかったのよ。」
「…?なにを言っているんだ?」
「ふふ、ね、ジェラ」
少女が呼びかけると、突如としてその後ろに人影が現れた。
「…おじゃまいたします」
確かに、なにもなかったはずのそこに現れた、メイド服を着た赤い三つ編みの20代ぐらいの女性は、軽く頭を下げながら言った。
「くす。ジェラ、はい、宝石。しまっておいて。」
「かしこまりました。」
ジェラと呼ばれた女はブラッディルビーを受けとると、そのまま口へと放りこみ、ごくりと呑みこんでしまう。
「もう用も済んだし、私もお願い」
「はい。」
固まっている俺を尻目に、メイドは少女を抱きかかえると、大きく口を開ける。
そしてそこに…少女の足を拗こんだ。
目の前で起きていることが信じられなかった。
人間がやったなら顎がはずれ、頬が裂けるだろうに、彼女の口はゴムのように伸びて顔よりも大きくなっても平気で。
そしてそのまま、メイドは少女を足から、呑みこみはじめたのだ。
ずるり、ずるり、ずるり。
ゆっくりゆっくりと、少女の身体はメイドの中に呑まれてゆく。
最早少女の首まで呑みこまれているというのに、それなのに、メイドの身体は膨らみもせず、首すらも元の細いまま。
少女の首から下は…足や、腹や、胸、肩や、手はどこへ消えたというのか。
まるで少女はメイドの中のブラックホールに呑まれているかのようだ。
マジックショーのような、そんな光景を、俺は夢中で見つめ、そんな俺を、呑まれながらも少女が見つめている。その頬には仄かに赤が差していた。
そしてついに、少女の頭まで、すべて呑みこむと、メイドは、俺の顔を見てくすりと微笑みかける。
そして胸元のボタンを外し、ぐいと、胸をはだけて見せる。
白い、少し大きめの双丘がぼろんと弾け出て、思わず俺はそこを注目する。
と、その間がぐにゃり、ぐにゃりと蠕動しはじめ、ずるんと、そこから顔が伸び出てきたのだ。
あの少女の、顔が。
「ふふふ、ずいぶん、感じいってたみたいだけど」
その指摘に、はたと、自分の股間が膨らんでいることに気付く。
「…うふ、ジェラの中も、とてもいいのよ。」
そういう少女の顔は、真っ赤な顔で大人のような蒸気を登らせている。
「もし次があったら、あなたも呑みこんであげるよう頼んであげる…」
思わずごくりと、喉が動く。
「じゃあね。」
そうして、少女の顔はまたメイドの胸へと沈んでしまった。
残されたメイドは元のように服を整えると、俺に向かい一礼し、どろりと、真っ赤な液体へと溶け出してゆく。
そして液体は音もなく、金庫の外へと流れ出し、あとには、呆然とした俺だけが残った。
- :|ω`)。oO(とっとと続きかエロ部分書いてくれないと泣きますよ?)
- 管理人:続きとしては書きかけのものがあるんですが、キリが悪いのでここまでで。まあ、これに関してもいつかはちゃんと完成させたいなぁとかなんとか。優先順位はそれなりです。
- :キャラの妖しいカリスマに引き込まれました。この2人凄くいいなあ…。 続き楽しみにして待ってます!
- ゼリ&ジェラ:ゼ「どうしよう、カリスマとか言われちゃったよ!嬉しいよう」ジェ「おめでとうございます」ゼ「ジェラのスパルタ演技特訓のおかげだよ!ありがとう!」ジェ「全てゼリ様の努力の成果です」ゼ「また謙遜して…三つ編み踊ってるから喜んでるのバレバレだよ!」ジェ「お、御見通しでしたか…」ゼ「で、次は…心を盗む方法だっけ?」ジェ「はい。一流の怪盗たるもの、それも知っていなければなりません。」ゼ「また体内で特訓?」ジェ「はい。さらに厳しい指導になりますが…」ゼ「大丈夫!一流の怪盗になって、ゼリ旋風を起こす日まで、私、頑張るから!」ジェ「その意気です、ゼリ様」ゼ「で、特訓が終わったら、手始めにあの警備員の心を盗んじゃおうよ」ジェ「それは良い考えです。あの様子でしたら簡単に盗めるでしょう」ゼ「ふふふ、待ってなさいよ!警備員!」
- :>>4これは次回予告と受け取って構いませんねッ!!
- 3:>>4 うわわ…凄いレスが! 警備員がうらやましい! 特訓終了をwktkしながら 待ってます!
- 名無し:特訓の成果って言うかほとんどジェラのおかげで成功して・・・ ここから先は赤い物が付いていて読めない
- ゼリ&ジェラ:ゼ「もちろん次回予告に決まってるじゃない!」ジェ「今夜、あなたのハートを盗みます、ですね」ゼ「でもなんかそれを自分で出すと思うと、すごく、引くね、その文面」ジェ「そこをなんとか」ゼ「…えー?」ジェ「そこをなんとか」ゼ「…話は変わるけど、なんか、作者的には私達コンビは転がしやすいとか言ってるよ」ジェ「特にゼリ様のような馬鹿…ゲフゲフ、素晴しいお嬢様は勝手に動くとか…」ゼ「…なんか言った?」ジェ「い、いえ別に…」ゼ「でも書きやすすぎてこんなセリフの羅列になっちゃうとか」ジェ「これはないですね」ゼ「よね」ジェ「せっかく今、ゼリ様が私のスカートの中から出てきて警備員の方を引き摺りこもうとしているのに、読者の皆様にはわからないというわけですね?」ゼ「そういうことね。まあ、そんな事実ないけど」ジェ「え?そうでしたっけ?」ゼ「っていうかなによあの7番目!」ジェ「全て、ゼリ様の努力の成果です」ゼ「ほんとよ。同じメニューを7にやったらどうなると思ってるの!」ジェ「溶けます」ゼ「…そうなの?」ジェ「ええ、まあ、どろどろに溶けてしまいますね」ゼ「それ…やってあげたら喜ぶんじゃない?」ジェ「でしょうか?」
- 通りすがり:液状化→侵入and脱出。つまり、中身のお嬢様も液状化←→肉体再構成を行っていると思うと、興味が尽きませぬ。
- ジェラ:ジェ「…それは劇中で解説したほうが興奮しそうですね。というわけで今はひみつです」
- 名無し:メルトは大好きだが続きが読みたいからな・・・ 何か貢物を渡すしかないな・・・ どうしよ(;´Д`)
- 名無し:と、言う訳で・・・でも無いんですが上記の文章をノベルゲーム風にしようと思います。それで質問ですが音楽はつけたほうがよろしいでしょうか?後スライマラスさんのみに渡したいんですがOKですか?(´∀`)貢物は配るものじゃない、渡すもの(ry
- ゼリ&ジェラ:ゼ「ノベルゲームですって! 私たち、ノベルゲームになるんですって!」ジェ「まさかこんな展開になるとは…。もちろん大歓迎ですが、やはり皆に配りた」ゼ「ゼリ旋風。これはゼリ旋風の幕開けなのよ!」ジェ「お嬢様、興奮しすぎです」ゼ「ジェラだって嬉しい癖に。スカートが凄い勢いで蠕動してるじゃない。そんなにお礼をしたいの?」ジェ「ふふふ、そうですね…。ノベルゲームを作るような能力の方なら、私の中に取りこんで、永遠に楽しませるのも良いかと、そう考えているのです…」ゼ「ちょ、12、逃げて! 12〜!」
- 管理人:ああ、しまった、結局疑問に答えてない(笑。いや、ホント、ありがとうございます。でも私だけに渡したいとのことですが、でも出来れば皆に配りたいですね。音楽はどちらでもかまいません。
- 名無し:なんだか生命の危険が・・・(;゚д゚) 当方初心者の為残念クオリティでお待ちください。 配る件了解しました、アドレスとPWを完成後に晴らせて頂きます。 どちらでも良いと言うのならどちらも付けるのが男(ry ゼリさんメインの所に特別な音楽を流そうと思ってますがギャク系が良いか明るいのが良いか・・・(;´д`)悩む
- ゼリとジェラ:ゼ「なんで悩むのよ! 私のテーマっていったらクラシカルかつ優雅なものに決まってるじゃない! えっと、例えば…」ジェ「ショパンの夜想曲第2番とかでしょうか?」ゼ「…なにそれ。」ジェ「…有名どころ、なんですけど」
注:以下の条件に当てはまるコメントは無視されます
- 「http:」を含むもの
- 日本語を含まないもの(半角文字しかないコメント)
書いた日: 2008/12/06 23:32 カテゴリ:妄想