先日、セーラームーンのミュージカル版(誕生! 暗黒のプリンセス ブラック・レディ〜 【改訂版】)を見る機会に恵まれまして。そのサフィールさんがじつに良いサフィールさんだったので素敵でした。
で、まあそれとはあんまり関係ないのですが、作品ごとに違う顔を見せるサフィールさん、それぞれとドロイドの関係ってどんなんだろーなーとかちょっと考えてみました。とりあえず、最後まで読んでもだれも得しません。
- 原作(漫画版)のサフィールとドロイド
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個人的に漫画版=原作とするのは違和感があるのですが、それはまあ置いといて。
作中で人の心による気紛れを嫌がり、それが無いドロイドを頼ってるってことは、完全にロボットみたいなドロイドだと思われます。アニメのようにやたら個性があるものではなく、画一的で、自分の意思に忠実で、命令はそのままを確実にこなす。それを徹底して作り出したのが「完成版」ヴェネ・アクになるのではないでしょうか。作中ただふわふわと飛んでただけなのはそういう理由なんでしょう。
多分親子関係みたいな感情は持ち合わせないでしょう。信頼はしているんでしょうが、それは僕らが機械に抱くようなものでしょうね。愛情というか、愛着。
で、もしドロイドさんが失敗とかしようものなら、途端に失敗作認定しそうな気がします。ヴェネ・アクだろうが冷酷に処分。そいで「次はここの調整を徹底せねば」とかぶつぶつ言いながら次回作作成開始、みたいな。
- アニメのサフィールとドロイド
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なんかこう、アニメはアニメでドロイドに対して無関心なような気がします。ドロイドに対し言及しない点、自分の配下にドロイドがいない点がそんな印象を持たせるのかな。脳内兄ばっかりっぽいからかな。よくわかりませんが。
じゃあなんであんなバラエティ豊かなメンツが揃ってるかというと、四姉妹やエスメロードが「こんなドロイドが欲しい」と申請して、サフィはその通りに作ってるのではないかと。ダルクヘンジのごとく。内心では「なんでこんなデザイン……」だとか思ってても、忠実に作ってるだけ。逆に使えるとか思ったらメモってるかもしれず。あとは無茶な仕様要求に頭を抱えてみたり。ジャーマネンとか「なんだよ体を液状に出来るってどうすりゃいいんだ」と実は裏で無茶苦茶苦労して作り出したんだけど、表にはそんなことはおくびにも出さないとか。
- ゲーム(GB)のサフィールとドロイド
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ここに至って明確に親子関係とか言ってるのがとても素敵。もうね、確実に企画、設計段階からひとりで全部やってると思うんです。企画書とか覗き見してぇー。
企画段階では正面切っての戦闘用じゃなかった娘がほとんどのような気がしないでもないです。風雷鬼はネメシスの天候操作(雨水という形で水生成!)、ニパスが空調というか温度操作(空気薄いと温度差がヤバいので)、アツゲッショが変装担当、ジャーマネンは潜入etc...正面切っていけそうなのダンブルぐらい? そういう用途からマジメに考えてひとりひとりコツコツと作ってるのですよきっと!!
- ミュージカルのサフィールとドロイド
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とりあえず、ペッツがドロイド作れるのはサフィールに近づくための口実として教えてもらったんだよね、というのは置いといて。
作り出した理由はあくまで移住の手段として、でしょうけど、あきらかに力作っぽいですよね。地球人に成り代わらせるため、地球人より優れたスペックで作り出してるのは確実でしょう。それもマジで。
ただ心を込めたのは、意図したものだったのかがよくわからない。「ドロイドにだって心はある」というセリフは、「本来は無い」という前提があって成り立つような気がします。でもあのサフィール、わざと入れていたとしても不思議じゃないからなぁ。
なんか中途半端な考察になってしまった……。うーん。結局なにが言いたかったかって、GBサフィールが書いたドロイドの企画書見たいよーとかそんな感じ。
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書いた日: 2011/09/23 02:42 カテゴリ:日常