祖母はもう2年ほど前から入院中だ。入院した当初から「家には帰ってこれない」という状況を知っていたので、とうの昔に覚悟していたはずだった。
昨日、その祖母がついに「生きては出られない個室」に入った。最早10分に一度は呼吸が止まる。そのときにだけカッと目を見開き、苦しそうに藻掻く。脳波が弱まり、藻掻き、ぐが、ぐがっと苦しみ、ようやく呼吸が出来るようになる。安定したら暫くはまた落ちつくのだが……。そんなふうに呼吸するのにすら体力を奪われている状況なのだから、本当にあと僅かの命だ。
しかし、その苦しんでるとき、こともあろうに「頑張れ」と言ってしまった自分にハラが立つ。頑張ったところでどうにもならないのに。もう楽にしてあげればとも思ってたぐらいなのに。というか、もう十分に頑張ったろうに。
あと、生きるというのがこんなに大変なことだったことに、改めて認識した。呼吸という行為も、無意識にやってるけど、本当は体力を使ってるのだとかなんとか。
あーなんだかもうよくわかんね。病室にいたのは2時間ほどだったけど、それだけでもうクタクタになってしまって、今、家に戻ってきた。夜になったら交代の予定というわけで、寝る。
というか年末年始だってのに音信不通になるけど気にしないでね、という話でした。
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書いた日: 2009/12/30 14:38 カテゴリ:日常