広告ポスターでまさかと思わせ、予告でキターと感動させてくれた、 ワンピースねじまき島より敵役ハニークイーンの紹介です。
主人公ルフィたちが自分達の本拠地へ近づいている。 何故かトランプをやっているハニークイーンと仲間たちとさらに捕われのナミはその知らせを受ける。 「じゃ、ちょっと様子でも見てくるわーん」と席を立つハニークイーンに勝ちっぱなしのナミは 「あらー、あなたいくら負けてると思ってるのー?こうなったら、身体で払ってもらおうかしら?」 と後ろから煽るがハニークイーンはそれには答えず、しかしおもむろに服を脱ぎ、裸に。 驚くナミ。さらに身体は液状化し、伝声管の中へ消えていく…
場面かわって。地雷原を気球で渡るルフィたち。「あーら、まだ生きてたのーん?」 突然響く声。それとともに井戸から水が噴出し、それが裸の女の型を取る… それはハニークイーンだった。
追ってきた仲間から服を受けとり一瞬で着たあと戦闘。 気球にむかいジャンプし手を爆発的に液状化させ、 気球にぶつけふっとばす。地雷原に落ちていくザンジ。
というわけで普通に強いしエロいんですがなぜかやられっぷりは地味。
紆余曲折あって仲間のほとんどが倒されてしまったハニークイーン。 やばいと液状化して伝声管から逃げようとしますが、 そこをナミに捕えられ終了。というか別に逃げることもないと思うんですが。 まあとにかく、こんな感じでビンに詰められただけなんで、また登場するかなー とか思ってるんですが、全然気配なし。ちくしょー!!
小説版は映画のノベライズなので基本的に同じですが一部変更点があります。 ハニークイーンが液状化したときに水色ではなく蜂蜜色であるという点です。 ハニーにちなんでるんだと思いますが、これをそのまま映像化すると肌色に近すぎて いろいろとやばかったのでしょう、多分。
小説版についてもうすこし補足として一部抜粋します。まずはハニークィーン初液状化シーンから。
「心配性ねぇん(ハート) じゃあ、私ががんばって、ようすでも見てこようかしら〜ん?」
ハニークィーンはすっと立ち上がった。腰つきがいちいちセクシーだ。
「なによ逃げる気?あんた私にいくら負けてると思ってんの。 おりるなら、負けたぶん払ってからにしてよね。なんなら、体で払ってもらおうかしら〜ん?」
ツキまくっているナミは、口調までものまねして、ごきげんだ。
「……体でね」
ばさっと、ハニークィーンがマントを脱ぎ捨てた。
衣装も、網タイツも、下着もすべて脱ぎ捨てて、ハニークィーンは一糸纏わぬ姿になった。 これにはナミも、あっけにとられて言葉を返せない。
「払わせてあげるわ。あなたのお仲間に(ハート)」
肩越しに振り返ったハニークィーンの美貌が、そのとき、ぐにゃりと歪んだのはナミの錯覚ではなかった。
裸身が、蜂蜜色に変化した。理想的なプロポーションが飴細工のように崩れていく。 どろどろになったハニークィーンの身体に、もはや人型の名残はない。
トロリ——と床に広がった液体が、突如、大きく蠢いた。
液体は自在に形を変える。蛇のように細長くなったハニークィーンだったものは、 伝声管のパイプのなかに滑り込んで、たちまち消えた。
「あの女……まさか……」
ナミの心は同様した。
いや——ハニークィーンは間違いなく、"能力者"であった。
次に地雷原での登場シーン。
「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ら、まだ生きてたの〜〜〜〜〜〜〜〜?」
どこからともなく女の声が聞こえた。
「だ、誰だっ?」
驚いたルフィたちは、あたりを見まわしたが、どこにも人の姿はない。
どばっ!
そのときだ、蜂蜜色の液体が、地面から、水道管が壊れたみたいに噴き出した。
風が乱れる。ぎゅうぎゅう詰めのゴンドラが、ぐらりと揺れた、 ボロードが必死にパラシュートを操るあいだに、渦を巻いた液体が、空中で何者かの形を成した。
「う、うひょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
サンジが興奮して、落ちても構わないと言わんばかりにゴンドラから身を乗り出した。
現れたのは裸の女——ハニークィーンだ。
「あれは、あのときのお色気お姉様!なんちゅう刺激的な……!」
(中略)
同時に、持っていた服を投げる。ハニークィーンは再びトロリと液体になり、一瞬芸で、 投げつけられた服に潜り込むようにしてそれを着た。
という感じです。ほぼ同じでしょう。で、実はやられかたがまったく違うというか、 さらに悲惨になっているのですがそこは立ち読みでもして確かめてみてください。